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子供の医療費が無料な関東の市はところはどこ?

 

子供 医療費無料 関東

 

東京23区で高校生までの医療費無償化へ、という話題がありますが、ところで子供の医療費が無料な県や市町村やところはどこなのでしょうか。
ご紹介します。

 

ポイント

東京なら千代田区か武蔵野市がオススメ
埼玉県はとても充実している
神奈川県と千葉県は一部自己負担がある市が多い

 

さらにくわしく

 

目次

高校生まで医療費が無料でお得な市はどこ?(関東の場合)

各市町村によって助成内容は異なり、その違いは主に以下の4点です。

 

  • 入院に対する助成は何年生(何歳)まで?
  • 通院に対する助成は何年生(何歳)まで?
  • 親の所得に制限はある?
  • 一部自己負担は必要なの?

 

東京都内に住むなら千代田区か武蔵野市がオススメ

東京都では、以前から入院・通院の両方で中学3年生までの医療費助成を打ち出していて助成が他県より充実していましたが、今現在では他県でもその内容が拡大されたことで、それほど大きな差はありません。
ただし一部の区や市においては独自の上乗せもしており、その区市の子育て世代にとってはとてもお得な内容となっています。

千代田区
入院・通院ともに高校3年生(18歳になって最初の3月31日まで)までが助成対象。高校に通っていない場合も対象ですが、就職や結婚で保護者の扶養外な場合は対象外。親の所得制限と一部自己負担もなしです。

武蔵野市
2022年(令和4年)4月から、入院・通院ともに高校3年生(18歳になって最初の3月31日まで)までが助成の対象です。しかも親の所得制限も一部自己負担もなしです。

 

その他、都内の区市では他に北区と品川区において「入院のみ18歳まで助成対象」となっています。

あと多摩地区には通院1回につき200円の自己負担が必要な市や、小学1年生以上には親の所得制限を定めている市もあります。これだと親が高所得な場合は、医療費助成が小学校就学までとなってしまうので、実際に住む前に確認した方が良いでしょう。

 

埼玉県は子供の医療費助成がとても充実

埼玉県では助成内容が充実している所が多く、多くの市で高校3年生までをが成対象となっています。

≪入院・通院の両方ともともに高校3年生までを助成対象にしている市≫
熊谷市、行田市、秩父市、本庄市、東松山市、鴻巣市、深谷市、桶川市、北本市、蓮田市、白岡市

≪入院だけは高校3年生までを助成している市≫
春日部市、草加市、戸田市、朝霞市、志木市、新座市

 

 

神奈川県と千葉県は一部自己負担がある市が多い

神奈川県内においては高校3年生まで対象にしている市はなくて、多くの市で所得制限を設けています。その中でも特に人口の多い横浜市と川崎市の助成内容は下記の通りです。

横浜市

  • 入院・通院ともに中学3年生まで対象
  • 小学4年生から通院1回につき500円までの自己負担有り
  • 3歳から所得制限有
  • 1~2歳でも所得制限額以上の場合は通院1回500円までの自己負担有

川崎市

  • 入院は中学3年生までを対象
  • 通院は小学6年生まで対象、小学4年生から通院1回ごと500円までの自己負担有り
  • 通院は1歳から所得制限有

助成対象を広げることで当然自治体の負担も増えるため、各市は財政上可能な限りの制度とする必要があり、その結果として横浜と川崎の両市の場合、複雑な制度内容となってしまっているようです。

他に
千葉県内の主な市では、ほとんどが中学3年生までが助成対象となっています。その場合も通院1回あたり300円程度、入院も1日あたり300円程度の自己負担が必要ですが親の所得制限はありません。

以上が関東地方の各市町村の子供の医療費助成の内容ですが、くわしくはお住まいの、あるいはお住まいになりたい、なる予定の市町村のホームページなどでご確認下さい。

あるいは複雑でよくわからない場合は直接電話してみても行政サービスですから丁寧に説明してくれるはずですよ。

 

基本情報です

 

自治体独自の制度で子供の医療費が無料になる

国の医療費制度においては

  • 6歳までは自己負担2割
  • 6歳からは3割負担

が基本です。でも実際には所定の年齢までは子供にかかる医療費に対して、自治体から助成があるので医療費が抑えられることが多いのです。

そもそも、すべての都道府県と市区町村においては乳幼児や子どもにかかる医療費の助成制度を導入しています。

入院と通院それぞれについて、各市町村が定めた年齢までは医療費が補助され、自己負担が一部軽減されるか、負担0円になります。つまり「負担0円」であれば、家計が負担する医療費は無料ということになります。

 

子供はそもそも何歳まで無料?

補助の対象になる年齢は、入通院ともに都道府県の補助は就学前(6歳)まで、市区町村は中学生(15歳の年度末)までというケースが多い状況です。

よって、お住まいになる地域にもよりますが、中学生まではどちらかの補助を受けられると言えるでしょう。

[通院の場合]各市区町村の医療費助成の実施状況(対象年齢)

【出典: 厚生労働省「令和2年度「乳幼児等に係る医療費の援助についての調査」について」】

 

所得制限があったり自己負担が必要だったりするケースも

補助の範囲は各自治体が定めています。所定の年齢までなら入院も通院も無料になるところもあれば、入院は無料になるが通院は一部自己負担というところもあります。

例えば、東京都23区の場合、ほとんどが中学生(15歳年度末)までは入通院ともに自己負担なし(入院時の食事代を除き無料)となります。
さらに千代田区や品川区では18歳まで補助の範囲とする独自の制度もあります。

他に東京都の市町村では、6歳までの乳幼児は入通院ともに自己負担なしで小学生からは通院には1回につき上限200円の自己負担が必要となる場合があります。

 

医療費はどこまで無料になるの?

子供の医療費に対する助成の対象になる医療費は

保険がきく診療費や薬剤費の自己負担分

です。ただし例えば

  • 健康診断
  • 予防接種
  • 薬の容器代
  • 差額ベッド代
  • 紹介状を持たずに受診した200床以上の病院の初診料など

公的医療保険の対象にならないものについては助成を受けることができません。

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